(1)食材の調達(=ヒューマングレード)
不要な加工や添加をせず、食材そのものの栄養を活かして作るドットわんの商品にとって、食材の質は商品の質そのものと言っても過言ではありません。ドットわんの商品はすべて「生命力ある食材」との出会いから始まります。家族のことを考えながらスーパーで食材を選んで買うように、私たちも産地に直接赴き、自らの目で見て食材を選んでいます。その食材に込められた想い、背景や文化など、じっくり知って「これは」と思うものだけを厳選するのです。この調達方法は、メインのたんぱく源の肉や魚はもちろん、ドットわんの食事に含まれる穀類や野菜など、原材料一つ一つ、すべての食材に共通しています。
(2)加工方法(手間暇かけた手作り製法)
ドットわんは一つ一つの工程にとても時間をかけ、丁寧にごはんを作っています。穀類は種類別に炊飯して芯までじっくり熱を通すことで、栄養を損なわずに消化しやすい状態に(アルファ化)します。肉類や野菜などもそれぞれの食材に合った、茹でる、蒸すなどの下調理を行っています。そうすることで、食材の持つ栄養素を壊さないだけでなく、ワンコにとって消化・吸収しやすいごはんを作ることができるのです。
ちなみに、穀類や野菜が多く含まれていると、「消化に良くないのでは?」と心配される方も多いかもしれません。しかし実は「消化に悪い」というイメージ、熱がしっかり芯まで通っていないことが原因になっている場合もあります。大量生産のために一般的に採用されている製法では、すべての食材をひとまとめにして高温・高圧をかけて加工しているものが多いことから、食材の違いによって熱の通り方にバラつきが生じてしまいます。一方でドットわんは、食材の性質や特性を考えてすべて丁寧に下調理をすることで、芯までしっかりと熱を通し、どの食材もワンコが消化・吸収しやすい工夫を行っています。
また、ごはんの粒を成形、乾燥させる工程でも、食材の栄養素を壊さないための工夫をしています。たとえば、成形には「マルメライザー」という遠心分離機のような機械を使い、余分な熱や圧力をかけずに粒を丸める製法を採用しています。高温・高圧で成形する方法が一般的な中で、ドットわんは食材の持つ栄養素や香りをそのままお届けすることができるマルメライザー成形というシンプルな製法を選択しています。
(3)包材からお届けまで
生産者の想いのこもった食材を使用し、じっくり丁寧に仕上げたワンコのための食事。出来たてをそのまま届けたいという想いから、品質劣化の要因となる「光・酸素・水」を遮断し、中身を守るバリア性の高い包材を採用しています。また、賞味期限が短いため一度の生産では少量生産を行い、出来たてと変わらぬ品質のごはんをいつでも楽しんでもらえるよう工夫しています。
(4)添加物について
現在市販されているほとんどの「ドッグフード」には、さまざまな保存料や栄養添加物が使用されています。その中には原材料表示が曖昧なものもあり、飼い主さまは知らず知らずの間にさまざまな種類・品質・量の添加物を愛犬に継続的に与えている可能性があります。
ドットわんでは、ワンコが本来持っている生きる力を維持するためには、余計な添加物に頼ることなく、食材そのものからしっかり栄養を摂ることが大切だと考えています。
もちろん、すべての添加物が危険なものだというわけではありません。体に害をおよぼす可能性が懸念される危険な添加物がある一方、規定内であれば問題ないとされているもの、天然由来のため安全性が高いとされているものなど、ひと口に「添加物」と言っても実にさまざまな種類があります。
たとえば、病気治療のために成分値を人工的にコントロールする必要があるワンコもいますね。特定の目的のために添加物で調整する場合、添加物を使用すること自体が必ずしも悪、というわけではありません。ただ、病気ではないワンコの健康維持を目的とする場合、食材が元来持っている栄養を第一優先に、添加物はできるだけ抑えて自然なかたちで作るべきと、ドットわんは考えているのです。
そのため、保存料や香料、着色料などの添加物を使わないことはもちろん、「栄養添加物」も天然由来のものでごく少量のみ(総量の1.5%以下)を使用し「総合栄養食」を作っています。
栄養添加物を駆使すれば、ワンコのための「総合栄養食」を作ることは簡単です。しかしながら、ドットわんは、人間が知識に頼って最適な栄養バランスを“設計する”だけではなく、天然食材が持つ人知を超えた〈未知なるサプリメント〉の存在を重視しています。
食材には無数の栄養素が含まれており、私たちが知り得る以上の力を秘めています。天然食材がそもそも持っている《栄養バランス》を信じ、できるだけ自然のまま新鮮な状態でワンコの食卓へ届けることに全力で取り組んでいます。