「犬にアボカドは危険」「絶対に食べさせてはいけない食べ物」などと、ネットで見かけて不安になったことはありませんか?
実際、「犬 アボカド」で検索すると、心配なキーワードがたくさん表示され、中には「犬がアボカドを舐めただけでも危ない?」と感じる方もいらっしゃるようです。
しかし、ドットわんではアボカドは与え方さえ間違えなければ、犬にとって栄養価が高い有用な食材と考えています。
今回は、アボカドに関する不安や誤解を解消しつつ、なぜドットわんが「あえてアボカドを採用しているのか」について、丁寧にご説明します。

目次
アボカドは“危険”?ペルシンって何?
アボカドが犬に危険とされる主な理由は、「ペルシン」という成分にあります。これは天然の抗菌物質で、特に鳥類やウマ、ウサギなどに対しては強い毒性を持つことが知られています。
ただし、ペルシンは葉・皮・種・樹皮などに多く含まれ、果肉にはごく微量しか存在しないと言われています。アボカドを皮ごと与えたり、種を飲み込んでしまったりしない限り、ペルシンの影響を心配する必要はほとんどありません。

「食べてしまった」「舐めた」でも危険ではない?
「犬がアボカドを食べてしまった」「少し舐めた」といった場合、驚いてあせってしまうかもしれません。しかし、果肉だけを少量摂取したケースで健康被害が報告された例はほとんどないようです。
例えば、米国イリノイ大学の研究では、アボカドオイルの搾油後に残る繊維(=アボカドミール)を原料としたペットフードをビーグル犬に2週間与えた結果、中毒や体調の悪化は確認されなかったと報告されています(出典:University of Illinois, ACES)。
また、米国の獣医系情報サイトやペット栄養専門メディアでも、以下のように記載されています:
「果肉部分は比較的安全で、犬に少量与えても問題が起こる可能性は極めて低い。」
──PetMD「果肉を少し食べた程度で体調を崩すことはまずありません。ただし、量と体質に注意を。」
──Rogue Pet Science
もちろん、脂質が多いため、大量に与えると膵臓に負担がかかり、胃もたれ・下痢・嘔吐などの症状が出る可能性はありますので、“少しだけ”が基本です。
ドットわんがアボカドを使う理由
ドットわんでは、2004年から「フルーツクッキー アボカド」を販売しています。

20年以上の販売実績の中で、「アボカドクッキーで中毒になった」というお問い合わせは一度もありません。
使用しているのは果肉のみ。毒性があるとされる皮や種は一切使用しておらず、含有量もごく少量に抑えています。
ドットわんがアボカドを使用するのは、栄養価が非常に高い魅力あるスーパーフードだからです。
アボカドは「犬にもやさしいスーパーフード」
- オレイン酸:健康な皮膚・被毛の維持に役立つ
- 食物繊維:腸内環境を整える
- ビタミンB群:疲労回復や代謝をサポート
- カリウム:不要なナトリウムの排出を助け、むくみ対策にも
- 糖質の少なさ:100g中0.9gと、他の果物(バナナ21.4g、リンゴ13.1g)に比べて圧倒的に低糖
つまり、正しく摂り入れれば、アボカドは「犬にもやさしいスーパーフード」になり得るのです。

海外ではアボカド入りのペットフードが長年販売されています
日本では「アボカド=犬にNG」というイメージが強いですが、海外ではアボカドを主原料としたペットフードが40年以上にわたり販売され、一定の評価と支持を集めてきた実績があります。安全性や栄養価がきちんと検証されているからこそ、長く愛されてきたのでしょう。

不安な場合は、無理に選ばなくても大丈夫
もちろん、どんな食材でもワンちゃんの体質によって合う・合わないがあります。また、アボカドは脂肪分が多く、たくさん与えればカラダに負担になるのは事実。
ですから、「うちの子にはちょっと心配…」という場合には、アボカドを使っていないおやつを選んでくださいね。
ドットわんではクッキーの製造ラインも種類ごとに分け、製造後には器具の洗浄を徹底しています。別のクッキーにアボカドが混入することはありませんのでご安心ください。


最後に
インターネットの検索結果は、「危険」と書かれている方が目につきやすく、必要以上に怖く感じてしまうことがあります。
でも、実際にはアボカドの果肉を少量取り入れることは、ワンちゃんの健康にとってプラスになることもあるんです。
「犬にアボカドってどうなの?」と不安に思った方こそ、ぜひ正しい情報を知ったうえで、納得&安心して愛犬にとってベストな選択をしていただければと思います。
この記事の投稿者

ドットわんスタッフ アンドー
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