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そのネバリの中に含まれているのがナットウキナーゼという酵素です。 ナットウキナーゼは血管の詰まり(血栓)を溶かす働きをもっています。 |
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血栓とは血の塊のようなものですか。 |
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フィブリンというゲル状の物体なのですが、これがピンセットでつまんでも簡単には切れない程、弾力をもっています。 血栓が血管を塞いで血液の流れを妨害すると、そこから先に血液が送られず、細胞が死んでしまいます。 現在の日本において、血栓症はがんに次いで、人間の死因の第2位。 特に深刻なのは脳梗塞そして心筋梗塞ですね。 |
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犬にも少なからず血栓を原因とする病気があると聞きますが、ものすごく恐ろしいものなのですね。 |
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血栓は血管が傷ついたときに血を止めるという重要な役割も担っているのです。 本来生物には、血栓を作る酵素も血栓を溶かす酵素も備わっているのですが、2つのバランスが崩れたときに問題が生じてしまうのです。 |
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これらは血栓を作る働き(凝固系)を強め、血栓を溶かす働き(線溶系)を弱めてしまいます。 |
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身体が小さいので、より気を付けないといけないですね。 |
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納豆を食べてから約2時間で血栓が溶けはじめ、その持続力はなんと長い人で8~12時間。 病院で使われている血栓溶解剤ウロキナーゼは高額なうえに、血液内で作用する時間は4~20分ですから、ナットウキナーゼがいかに優れているかお分かりいただけると思います。 |
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ちなみに血栓に効く食べ物というのは、納豆以外にもあるのでしょうか。 |
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ショウガやにんにく、ネギ、シイタケ、小豆などです。 しかし、いずれも血が固まらないように予防する働きをもっているだけ。 すでに血管内にできてしまった血栓を溶かすことができる食品は、今のところ納豆だけですね。 |
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1点目は「あまり熱を加えずに食べる」ことです。ナットウキナーゼは熱に弱く、70℃以上の熱を加えると働きを失ってしまいます。 2点目は「夕食時に食べる」ことですね。 |
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実は心筋梗塞や脳梗塞の発症率が最も高い時間帯は、早朝の3時から4時くらいだという世界的なデータがあります。 これは体内にもともと備わっている血栓を溶かす酵素の量がその時間帯に減少してしまうことが原因だと考えられます。 納豆は血栓溶解に非常に優れていますが、食べた直後からすぐに効くわけではありませんから、予防のためと考えると夕食時が効果的というわけです。 |
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では、3点目はどのようなことでしょうか。 |
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「ナットウキナーゼ」は続けて食べることで、血栓溶解作用が向上することが分かっています。 |
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それぞれの栄養素ごとに継続すると思うと大変ですが、納豆であれば、「納豆を美味しく食べるだけ」で大丈夫ですから。 |
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このような素晴らしい食品が日本では1000年以上に渡って愛されてきたのは本当に不思議で、また幸運なことですね。 |
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