犬を想う気持ちから繋がった「神戸ビーフ」との出会い

但馬牛の中から生育環境、血統、肉質などにおいて厳しい基準を満たしたものに与えられる名誉ある称号「神戸ビーフ」。卯おせちに採用されるまでの背景を伺っていきます。

宇渡：卯おせちの『寿』のみに入っている「神戸ビーフ」。この食材との出会いを教えてください。

佐薙：とある食品展示会のリストを見ていると、「取扱商品：神戸ビーフ」の文字が目に留まりました。みなさんご存知の高級食材「神戸ビーフ」。こんな素晴らしい食材をワンコのご褒美に与えられたら、すごく特別なものになるんじゃないか。そんな想いで生産者の方に声を掛けました。

宇渡：確かに「神戸ビーフ」を与えることが出来たら、ワンコはもちろん飼い主さんにとっても特別な日になるでしょうね。生産者の方はどんな方ですか？

佐薙：お会いした生産者さんは気さくな方でいろいろと話を伺うと、犬を飼われていることが分かりました。ドットわんの「ペットの食環境向上」について話すといたく共感していただき、「ぜひ神戸ビーフを使ってワンコ用の商品を作りましょう！」と、意気投合しました。

宇渡：高級食材なだけに難しい商談になるのかと思いましたが、ワンコへの関心がとてもある良い生産者さんで良かったですね。

佐薙：本当にそう思います。商品化に向けて、試作品を生産者さんのおうちのワンコに食べてもらったところ、肉汁がついた袋をいつまでもぺろぺろ舐めていたそうです。

宇渡：生産者さんの愛犬からお墨付きをいただけた感じですね。最後に、犬用おせちとして商品化出来た、今の気持ちを教えてください。

佐薙：日本でもっとも有名なブランド牛の一つである「神戸ビーフ」を扱えるのは名誉なことで、たくさんのワンコと飼い主さんに「神戸ビーフ」を体験してもらえる事がとても嬉しいです。

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夏だけじゃない「ハモ」の魅力

主に関西で有名な高級魚「ハモ」。毎年7月に京都の祇園祭や大阪の天神祭りで欠かせない食材です。卯おせちでは「瀬戸内ハモすり身せんべい」として卯おせちにセットされています。

宇渡：今回、おせちの食材に「ハモ」を使用された理由を教えてください。

佐薙：そうですね、一番の理由は「旬のお魚」だったことにあります。ハモって一般的に夏の風物詩なイメージがあると思います。でも、実は秋も旬なんです。10月から11月頃に産卵を終え食欲が増したハモは、たっぷりと脂を蓄えています。この時期のハモは夏に比べ弾力があり、脂と旨味がたっぷりと味わえる最高のタイミングです。

宇渡：なるほど。おせちの食材仕入れのタイミングもその時期なので、脂のりの良い旬のハモを調達できるということですね。

佐薙：そうなんです。また、ハモは栄養価も高くて「タンパク質」「DHA」が豊富です。今回は、骨と皮もすり身にしてせんべいにしているため、「カルシウム」「コラーゲン」といった栄養も得られます。

宇渡：高級魚というイメージはありましたが、それだけでなく「旬のお魚」「栄養素が豊富」な面もあったんですね。加工法にもこだわりはありますか？

佐薙：加工についてですね。栄養面でもお伝えした通り、ハモの骨と皮にも魅力的な栄養があり、全部を余すことなく届けたいという思いで、すり身せんべいにしました。つなぎを一切使用しない、ハモの旨味が詰まった最高のせんべいです。

宇渡：こちらを試食させていただきましたが、香りと旨みがとても良かったです。最後に飼い主さん、ワンコにコメントをお願いします。

佐薙：香りと旨みがしっかり味わえ、魚好きのワンコに喜んでもらえる商品になったと思います。パリパリ食感で与えやすいのでお正月のおやつにどうぞ！