─日本三大美味鶏─別格の味わいをワンコに

「日本三大地鶏」とも謳われる「比内地鶏」。
辰おせちに採用されるまでの背景を教えてください！

──『辰おせち-寿-』の目玉食材、比内地鶏とはどんな鶏ですか？

佐薙：比内地鶏は、さつま地鶏、名古屋コーチンとともに、日本三大地鶏と称される地鶏で、秋田県で生産されています。

──あの名古屋コーチンと肩を並べる鶏なんですね。どんなお味なんでしょう……？

佐薙：濃い味わいと、硬すぎないジューシーな肉質が特徴的で、出汁がすごく出るので、秋田の伝統料理、きりたんぽとの相性が抜群なんですよ！

──美味しそう！

佐薙：めちゃくちゃ美味しいです（笑）
それに、地鶏は一般的に流通している鶏（ブロイラーや銘柄鶏)とは異なり、血統や、飼育方法に厳しい基準が設けられていて、その基準をクリアした鶏だけが比内地鶏と認められるんです。
おいしいだけじゃなく、希少性も高いんですよ。

──選ばれし鶏たちなんですね！　そんな比内地鶏とどうやって出会ったんですか？

佐薙：ドットわんおせちに採用する食材を選定していたとき、インターネットで比内地鶏を扱われているメーカーを発見しました。ページを見てみると、比内地鶏の魅力についてびっしり書かれていて、自社の商品を愛しているんだなぁということが伝わってきました。

──比内地鶏のこだわりについて詳しく聞かせてください。

佐薙：先ほど少し触れましたが、比内地鶏は飼育方法に厳しい基準が設けられています。基準は３つあって、

①平飼い※または放し飼いであること
②飼育密度が１㎡あたり5羽以下であること
③飼育期間が150日以上であること

です。
今回辰おせちに使う鶏は、特に飼育環境にこだわっていて、太陽の光が降り注ぐ環境で、自由に運動できるよう工夫されています。
※平飼い…鶏を地面に放して飼う養鶏法のこと。

──のびのびと育てられているんですね。

──希少な食材なだけに、難しい商談になったのでしょうか？

佐薙：思った以上に商談はスムーズに進みましたね。商談ではドットわんの「ペットの食環境を向上したい」「大切な食材を1gも無駄にしたくない」という想いを説明し、その想いに共感いただくことができました。
厳しい基準を設けて大切に育てられている比内地鶏ですから、そうした食材を無駄にすることはしたくない、少しでも生産者に利益を還元したいというこちらの想いが、商談で伝わったのだと思います。

──大切に育てられている比内地鶏を任せてもらえて本当に良かったです。調理法にもこだわりはありますか？

佐薙：取引先さまが炭火で焼き上げる技術に長けている企業さんだったので、その技術をぜひ活用したいと思い、「網焼き」を採用しました。

──取引先さまの技術が光りますね。

佐薙：そうですね。やはり熟練の技だと思うのですが、比内地鶏の適度な歯ごたえを残しつつ、パサつきがなくしっとりジューシーな肉質を保ったまま仕上げてくださいました。 炭火で焼いているので、独特の炭火の香りがほんのり感じられるのも、ワンコの食欲をそそります。

──とっても美味しそう……！

──最後に、飼い主さまとワンコにコメントをお願いします。

佐薙：お正月だからこそ、三大地鶏に数えられる豪華な比内地鶏を味わっていただきたいです。おせちを皆さまにお届けする頃は寒い時期だと思いますので、ワンコにはおせちの比内地鶏を、飼い主さまは比内地鶏のきりたんぽであたたまってみてはいかがでしょうか。

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こだわりの伝統技術をワンコに

高知の伝統的な調理方法「藁焼き」。
前回ご好評のお声に応え、辰おせちには肉と魚、両方で採用しました。

──藁焼きとはどんな調理法ですか？

佐薙：藁焼きは、藁を燃やした火で食材の表面を炙る調理方法で、高知の伝統的な調理方法です。特に、土佐の本場の「カツオのたたき」は藁を燃やした炎で豪快に焼くのが印象的ですよね。
ドットわんの藁焼きも、本物の藁を燃やして食材を炙ることで、食材に何とも言えない藁のいい香りをまとわせているんです。
2023年のおせちでも採用したのですが、今年も藁焼きを2商品採用しています。

──ワンコ向けの商品で「藁焼き」というのは、かなり珍しいですよね

佐薙：確かに。ワンコが藁焼きを食べる機会なんて、普通ほとんどありませんよね(笑) ですが、ドットわんでは、前回大変ご好評いただいたので今年も採用しました。

──ドットわんのおせちならではですね。今回、「ダバダ栗豚」と「カツオ」に藁焼きを採用した理由は何ですか？

佐薙：藁焼きと言えば高知県！せっかくなので、同じ高知県の食材で合わせてみました。 高知名物のカツオと、栗焼酎「ダバダ日振」の焼酎かすを食べて育った、四万十ダバダ栗豚を使用しています。

──スタッフみんなで試食しましたが、炭火とはまた違う良い香りのごちそうでしたよね。

佐薙：藁の燃えた香りがガツンと来る感じですね。あまりに香ばしくておいしいので、僕もお酒のお供として食べたいくらいですよ(笑)