2021年に入社しました、佐薙(さなぎ)です。普段は、商品部として新しいフードの開発に携わっています。

ピュアボックスの"未利用に価値づけをする"考えに共感して入社しました。 元々、学生時代の農家のアルバイトで"収穫した作物の一部が未利用"であり、農家の方が困っている姿を見てきました。 食べ物が無駄になってしまっている現状を目の当たりにし、 「生産者さんが作った食材をムダなく使い切り、全国の生産者さんの役に立ちたい」 そんな思いで、就職活動をしていてピュアボックスへの入社を決めました。

きっかけは1本の電話から始まりました。
「提案したい食材があるので、ぜひうちに来てくれませんか。」
取引先である、岡山県漁業協同組合連合会様からでした。

会社へお伺いすると 「クロダイが養殖しているカキやのりを食べ荒らすので、養殖業に深刻な被害が出て困っています。 日生沖で獲れるクロダイは臭みがなく美味しいのですが、あまり食べられていません。 せっかく獲れても海に逃がしてしまうことさえあります。 良い食材なので、ピュアボックスさんでうまく活用してもらえませんか。」

このお話を聞いて、学生の頃からの「生産者さんの役に立ちたい！」という想いに火がつきました。
この問題を解決するためにドットわんのドッグフードに何が出来るか
この問題をたくさんの方に知ってもらうにはどうしたら良いか
いろいろ考えた結果、 クラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げることになりました。

ドットわんを利用していただいている方からも、そうでない方からもたくさんの温かいご支援、応援をいただきました。中には、「犬を飼っていないけれど取り組みに共感した！」という方もいらっしゃいました。そういった応援のメッセージをいただくたびに、一緒に取り組んでくれる仲間がいるような気がして、自信が湧いてきたのを覚えています。全国の皆様に支えられて、無事目標金額を達成することができました。
本当にありがとうございました。

今回、お話をいただいたクロダイは岡山県大多府島沖で獲れたものです。 この海域は水が非常にきれいで、獲れるクロダイには嫌な臭みがなく、白身魚らしい上品な味わいです。 地元日生では刺身や塩焼きなど、シンプルな料理で食べられていて、学校給食のメニューにもなっています。

クロダイの「うま味」「香り」「食感」が特徴の3種類のおやつを作りました。
1つ目がこちら
「せとうち黒鯛やわらか干物」

今回、上質なクロダイを使用するため素材の良さを生かしたおやつを作りたいと考えました。 クロダイの身をそのまま使ったおやつとして浮かんだアイデアが干物でした。 干すことで余分な水分が抜け、クロダイのうま味だけがギュッと凝縮されます。 身はとても柔らかいため、歯の弱いシニア犬でも安心して与えられます。