私たちが求める良質な食材は、しっかりした考えに基づいた生産者や取扱い業者から出荷されます。そこで当社は「ペット食環境向上」を目指すという考え方・姿勢をしっかり伝え、賛同いただける取引先様との信頼関係を大切にして素材を調達しています 。
日本一の鰹水揚げ量を誇る、静岡県・焼津漁港。その漁獲高の約30%を加工する焼津水産加工センターは、いわば「鰹のプロ集団」。素材力で勝負する伝承技法を守りつつ、地場産業を盛り上げる新商品の開発にも尽力されています。その一環として、ドットわんと共同開発する「カツオ」シリーズへのこだわりや、生産者としての姿勢などを伺いました。
ー協同組合焼津水産加工センターでは、どのような取り組みをされていますか?

 年間約二十万トンの魚類が水揚げされる焼津漁港では、従前より「遠洋漁業の基地」として、水産業はもとよりこれらを原料とする水産加工業も発展してまいりました。そんななか、焼津水産加工団地に参画した組合員企業の出資により、昭和四十七(1972)年に当センターが設立されました。ここでは、水産物の加工処理に必要な給水・排水施設などを共同で整備し、公害防止策を強化するほか、限られた水産資源の有効活用を目指して、原料魚の未利用部分の製品化に取り組んでいます。

ー私たちが共同で開発している「ドットわん カツオ」シリーズも、「カツオ一匹丸ごと食べる!」がコンセプトになっていますよね。ペットフードの開発ということで、意識していることはありますか?

 商品を購入するのは飼い主の方なので、よりよい商品を作ることがまず大事であると考えています。「犬用だから」といって製品の品質を落とすことは全く考えませんでした。こちらでは人と犬とを分けて製品作りをしておらず、同じように細心の注意を払って製造・品質管理を行っています。私どもが提供している全ての商品は、安心安全をモットーに、余計なものを加えず「自然のままに!」が基本です。
 ペットのみならず、人間の食品を製造する工場、或いはその製品についても不祥事が多発し、「食の安心・安全」の崩壊が叫ばれて久しいです。
 いわゆるペットフードのほかに、畜産動物向けの飼料原料を製造するプラントがありますが、いずれも生き物が口にするモノを製造する以上、万が一のことも許されないと思い作業にかかっております。品質のチェック体制の見直しや保管場所の環境整備も定期的に行い、確実な「安心・安全」の供給を実施しております。

ー現在、商品化されている「ドットわん カツオ」シリーズの特徴やこだわりを教えてください。

【骨パウダー】
これは本来、人間のカルシウム補助食品として開発・販売されています。最初は「これをペット用に!?」と思いましたが、ペット業界に少々疎い私でも犬の病気が深刻化(生活習慣病)しているのを聞いた事があります。そう考えると、余分な物を一切加えていないこの骨パウダーは体にやさしい天然カルシウムではないでしょうか。鰹の中骨だけを集めて製品化するには、たくさんの原料が必要となります。安定して製品をお届けできるのは、全国有数の水産加工団地だからだと言えると思います。

【カツオ薫りステーキ】
伝統の燻製技術を用い、じっくり手間をかけた燻し作業を経たうえで、すべて製品化しています。原料も身割れしていない鰹を選び、こだわって丁寧に作業し、よりよい製品が出来るように日々製造しています。

【カツオ薫りジャーキー】
袋詰めをしている時いつも思うのですが・・・全て同じ大きさ・形でなくてすみません!鰹節は大きさ・形が様々で、同じ形には削れないのです。その代わり(?)香りは抜群です。衛生上マスクをして袋詰めしていますが、それでも芳醇な香りが漂ってきます。思わず感嘆の声が出る程です。日本人にはたまらない香りに包まれながら、日々幸せな気持ちで包装しています。袋を開けた時に、それを実感していただけるのではないでしょうか。食している時のパリパリ音もたまりません!

【カツオへそチップス】
焼津の珍味“かつおのへそ”。へそとは心臓の事です。心臓は1匹に1個なので大変希少なものです。鉄分・タンパク質が豊富ですので、バランスのとれた食生活の補助品としてお薦めです。製造方法は「へそを切って湯煎し、乾燥させて袋に詰める」と、いたってシンプル。シンプルだからこそ、素材そのものの良さが全面に出ているはずです。勢いよく食べている時のカリカリ音は、聞いていてうれしくなります!

ー生産者としてのあり方、目指すべき方向性は?

 近年、当業界においても優れた機械が開発され、自動化、省人化が進んでいく中で、伝統的な工法、風味といったことを忘れてはならないと考えます。誠実を旨としてモノづくりに勤しむことが、お客様の信頼を得る唯一無二の方法であると考えます。

また、私どもが当地で生産活動を行っていけるのは、地域住民の皆様の深いご理解があってこそのものであることを認識し、心からの感謝をしなければなりません。
地域の皆様、消費者の皆様に愛され、親しまれるよう、誠実に製品を作り続けていく。これが私どもの目指すべき方向だと確信しております。